2026年6月24日
米国株を持つ意味|なぜポートフォリオに入れるか
資産運用を考えるとき、「米国株はなぜ必要なのか」と疑問に思う方は少なくありません。
日本株や国内債券だけでも投資はできます。それでも、多くの長期投資家がポートフォリオに米国株を組み込む理由には、明確な論理があります。この記事では、国際分散・ドル建て資産・成長エクスポージャーという3つの視点から、米国株を持つ意味を整理します。
この記事のポイント
- 米国株をポートフォリオに加える主な理由は、国際分散・ドル建て資産・成長エクスポージャーの3つ
- 日本株だけでは取れないリスク分散と、世界経済への幅広いアクセスが得られる
- 長期運用において、資産の構成比率と為替リスクの理解が鍵になる
なぜ今、米国株に注目が集まるのか|日本株・債券だけでは足りない理由
日本の個人投資家が米国株に目を向ける動きは、ここ数年で大きく広がっています。
背景には、国内の低金利環境が長期間続いてきたことがあります。国債や預金だけでは資産が実質的に目減りするリスクを感じ、より高いリターンを求めて株式市場に向かう方が増えました。その選択肢として、世界最大の株式市場である米国株が注目されています。
債券や預金だけで資産を守ろうとすると、インフレ局面では実質的な購買力が低下するリスクがあります。株式、とりわけ米国株を組み合わせることで、資産全体のリターンと安定性のバランスを取りやすくなります。
米国の株式市場には、世界中の投資家から資金が集まります。テクノロジー、ヘルスケア、金融、消費財など、多様なセクターの企業が上場しており、一つの市場で幅広い銘柄にアクセスできる点も魅力です。
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理由1:国際分散で資産のリスクを抑える
ポートフォリオの基本原則のひとつが「分散」です。
資産を一つの国や市場に集中させると、その市場が低迷したときに大きな損失を受けるリスクがあります。日本株だけを保有している場合、日本経済の動向や円の変動が資産全体に直接影響します。
米国株を加えることで、日本株とは値動きの異なる資産をポートフォリオに組み入れられます。米国と日本では経済情勢・金利・為替・主要産業の構成が異なるため、両市場の値動きが同じ方向に揃うとは限らず、過去には日本株が下落する局面で米国株が異なる方向に動いた時期もありました。一般に、値動きが完全には連動しない資産を組み合わせると、資産全体の値動きの振れが平準化されやすいことは、分散投資の基本的な考え方として知られています。こうした理由から、米国株の組み入れにはポートフォリオ全体の変動を和らげる効果が期待できます。ただし、世界的な金融危機などでは各国の株式が同時に下落する場合もあり、分散投資の効果が限定的になることもある点には注意が必要です。
また、米国株を通じて、世界の成長を牽引する企業に分散投資できます。日本国内だけでなく、グローバルな株式市場の動きをポートフォリオに取り込める点が、国際分散の大きな意義です。
理由2:ドル建て資産を持つ意味|円安・為替リスクへの備え
米国株への投資は、ドル建て資産を持つことを意味します。
日本円だけで資産を保有していると、円の価値が下がる局面(円安)で、資産の実質的な購買力が低下するリスクがあります。一方、ドル建て資産を持っていれば、円安が進んだ場合に円換算での資産価値が上昇する効果があります。
もちろん、為替リスクは双方向です。円高が進めば、ドル建て資産の円換算価値は下がります。このため、為替変動を理解したうえで、資産全体の構成を考えることが重要です。
ただし、長期的な視点で見ると、円とドルの二通貨に分散することで、特定の通貨リスクへの依存を下げられます。ドル建て資産の比率をどの程度にするかは、各自の運用方針や資金の使い道によって異なります。
理由3:世界の成長企業へのエクスポージャーとリターン
米国の株式市場には、世界をリードする企業が数多く上場しています。
テクノロジー分野では、私たちが日常的に使うサービスを提供するグローバル企業が並びます。ヘルスケア分野では、新薬開発や医療機器で世界シェアを持つ企業も多く存在します。こうした企業の株価は、日本国内の経済動向だけでなく、世界全体の需要や技術革新と連動します。
日本株だけでは、こうしたグローバル成長企業への直接的なアクセスは限られます。米国株をポートフォリオに加えることで、世界経済の成長から恩恵を受けやすい資産構成を目指せます。
また、米国株の中には長期にわたって配当を継続・増配してきた企業も多く、配当収入を重視する投資家にとっても選択肢が広がります。長期保有を前提とした場合、配当の再投資によって複利効果を狙うアプローチも、多くの投資家が採用しています。
米国株と日本株の比較|資産・通貨・リターンの違い
米国株と日本株は、同じ「株式」でも特性が異なります。
比較項目 | 日本株 | 米国株 |
取引通貨 | 円 | ドル |
市場規模 | 世界有数だが米国より小 | 世界最大 |
上場企業数 | 約3,900社(東証) | 数千社以上 |
配当の傾向 | 年2回が多い | 年4回(四半期配当)が多い |
為替リスク | なし(円建て) | あり(円ドル変動) |
主要セクター | 製造業・金融など | テクノロジー・ヘルスケアなど |
日本株は円建てで取引できるため、為替リスクがない点は利点です。一方、米国株はドル建てという為替リスクを引き受ける代わりに、より多様なセクターと世界規模の企業群へのアクセスを得られます。
どちらが優れているということではなく、両方を組み合わせることでポートフォリオの分散効果が高まります。日本株で安定性を確保しながら、米国株でグローバルな成長リターンを狙う構成は、多くの長期投資家が参考にしているアプローチです。
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投資信託・ETFと個別米国株|資産の組み合わせ方
米国株への投資手段は、個別銘柄の直接購入だけではありません。
投資信託(インデックスファンドなど)を活用すれば、一本で米国株市場全体に分散投資できます。S&P 500や NASDAQ に連動するインデックスファンドは、多くの銘柄を自動的に組み込むため、個別銘柄のリスクを抑えながら市場全体のリターンを狙えます。
ETF(上場投資信託)も同様に、市場全体や特定セクターへの分散投資を低コストで実現できる手段です。個別の米国株と組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクと期待リターンのバランスを調整しやすくなります。
一方、個別の米国株に直接投資する場合は、銘柄選択の自由度が高い反面、特定企業への集中リスクも生じます。投資信託・ETFと個別株を組み合わせる方法も、資産の分散という観点から有効な選択肢のひとつです。
個別の米国株やETFを少額で組み入れたい場合、Woodstockでは通常取引時間において約1,000銘柄の米国株・ETFを0.0001株単位・200円から取引できるため、ポートフォリオに少しずつ米国株比率を加えていく使い方も選択肢の一つです。取扱銘柄から具体的な対象を確認できます。
ポートフォリオの構成比率をどう考えるか|米国株・債券・日本株の比率
米国株をどのくらいの比率で持つべきかは、投資家ごとに異なります。
一般的に、長期運用を前提とするほど株式の比率を高めやすく、資金が必要になる期間が近いほど安定性を重視した構成が求められます。また、リスク許容度(価格変動にどれだけ耐えられるか)も、構成比率を決める重要な要素です。
たとえば、資産全体を「国内株式・米国株・債券・その他」に分けて考えるとき、米国株の割合を高めれば成長への期待が増す一方、為替リスクや株価変動リスクも大きくなります。逆に、国債や債券の比率を高めれば変動は抑えられますが、リターンの期待値も下がります。
債券は一般的に株式と異なる値動きをすることが多く、株式と債券を組み合わせることでポートフォリオ全体の安定性を高める効果が期待できます。米国株・日本株・債券のバランスをどう取るかが、長期的な資産形成の設計において重要な検討事項となります。
米国株投資のリスクと注意点|為替・カントリーリスク・安定性
米国株への投資にはリスクが伴います。主なリスクを整理します。
株価変動リスク:企業の業績や市場全体の動向によって株価は上下します。短期間に大きく下落する可能性もあります。
為替リスク:円高が進むと、ドル建て資産の円換算価値は下がります。円安局面ではその逆の効果もありますが、為替は予測困難です。
カントリーリスク:米国の政治・経済政策、金利の変動が株式市場全体に影響します。金利が上昇すると株価に下押し圧力がかかることがあります。
流動性リスク:一部の銘柄では、希望する価格・タイミングで売買できない場合があります。
これらのリスクを理解したうえで、自分の許容範囲内で運用することが大切です。長期的な視点と分散投資の組み合わせが、リスク管理の基本となります。ポートフォリオ全体の安定性を意識しながら、米国株の比率を段階的に調整していくアプローチも有効です。
まとめ
米国株をポートフォリオに加える理由は、大きく3つです。
国際分散によって日本株だけでは取れないリスク分散ができること、ドル建て資産を持つことで通貨リスクを分散できること、そして世界の成長企業へのエクスポージャーとリターンを得られること。これらは、長期的な資産運用を考えるうえで合理的な根拠となります。
米国株投資には株価変動・為替・カントリーリスクが伴います。投資信託やETFとの組み合わせ、債券との比率調整なども含めて、自分のポートフォリオ全体の構成を考えることが、長期運用の第一歩です。
なお、Woodstockでは米国株・ETFの取引手数料・為替手数料・残高手数料・出金手数料がすべて無料で、まずは少額からポートフォリオに米国株を組み入れたい方も始めやすい設計になっています。
よくある質問
Q. 米国株はどのくらいの資金から始められますか?
A. Woodstockでは200円から米国株の購入が可能です。0.0001株単位で取引できるため、まとまった資金がなくても少額から始められます。取扱銘柄もあわせてご確認ください。
Q. 米国株と日本株、どちらを先に買えばいいですか?
A. どちらが先という正解はありません。自分のポートフォリオのバランスや、リスク許容度に応じて判断することが重要です。まずは少額で米国株を体験し、感覚をつかんでから比率を調整する方法も一つの考え方です。
Q. 米国株の配当はどのように受け取れますか?
A. 米国株の多くは四半期(年4回)ごとに配当を支払います。受け取り方や課税の扱いについては、証券会社の案内や税理士にご確認ください。
Q. 投資信託と個別の米国株、何が違いますか?
A. 投資信託は複数の銘柄をまとめて運用する商品で、一本で分散投資ができます。個別の米国株は特定の企業に直接投資するため、銘柄選択の自由度が高い反面、リスクも集中しやすくなります。どちらが適切かは、運用方針によって異なります。
Q. 米国株の取引手数料はかかりますか?
A. Woodstockでは、米国株・ETFの取引手数料・為替手数料・残高手数料・出金手数料はすべて無料です。手数料の詳細はこちらからご確認いただけます。
ポートフォリオに米国株という選択肢を加えるなら、Woodstockの口座開設は最短1分・取引手数料も為替手数料もゼロで、200円・0.0001株から国際分散の第一歩を踏み出せます。24時間取引にも対応しているため、日中忙しい方でも自分のペースで組み入れを進められます。
【免責事項】
・米国株式等の金融商品の取引に際しては、契約締結前交付書面等をよくお読みください。
・米国株式等の売買等にあたっては、株式相場や金利水準、為替水準等の変動や株式等の発行者等の業務や財産の状況等の変化による価格等の変動によって損失が生じるおそれがあります。
・米国株式の売買にあたっては、手数料はいただきません。
・投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いいたします。
・本サービスの利用にはAlpacaJapan株式会社の口座開設が必要です。
・本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。
Woodstock株式会社(金融商品仲介業者 登録番号:関東財務局長(金仲)第965号)
所属金融商品取引業者:AlpacaJapan株式会社(金融商品取引業者 登録番号:関東財務局長(金商)第3024号)
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