SpaceX強気派が市場に復帰
要点: SpaceX株は反発し、Rocket Labの大型買収で宇宙関連株への関心が高まる中、オプション市場では短期満期のコール買いが急増して強気派が戻ったが、主因は思惑色が強く、持続的な回復かどうかはなお不透明だ
SpaceX強気派が市場に復帰
SpaceX株は月曜日に7%反発し、IPO(新規上場)後の最高値から35%下落した調整を経て、前週火曜日以来の高値を付けた。背景には、同日に発表されたRocket LabによるIridiumの約80億ドルにのぼる巨額買収合意があり、宇宙・衛星セクター全体への物色意欲を刺激した。さらに、市場ではSpaceXによる携帯通信キャリア買収の思惑も囁かれ、投資家心理を支えた。
オプション市場では上値追いの動きが顕著となり、正午時点の売買高は約50万枚に到達。6月15日のオプション取引開始直後の過熱感に比べると全体量は落ち着いたものの、内訳は強気に大きく傾いた。取引データによると、コールの購入量はプットの4倍を超え、総売買高でも約2倍の歪みが生じている。
しかし、売買上位10契約のうち9つが今週木曜日に満期を迎える超短期契約に集中しており、市場参加者の多くが長期保有ではなく目先数日間の値幅取りを狙っている事を示している。
このような短期コールへの資金集中は、証券ディーラーによるデルタヘッジ調整を通じて目先の株価を押し上げる要因になり得る半面、セクターへの熱狂が冷めれば一転して急激なポジションの巻き戻しを招く両刃の剣でもある。
取引高自体は直近平均を下回っており、幅広い実需の新規資金が流入したとは言い難い。今回の反発が持続的な株価回復へ発展するかは、根拠の薄いうわさではなく、今後の実際の株価の勢いと、確定的な戦略的材料が伴うかどうかにかかっている。
2026-06-29T21:00:43.731531+00:00 UTC 公開
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