February 5, 2025
パランティア株価 約23%急上昇! 一体どんな企業なのか

パランティア株価 約23%急上昇! 一体どんな企業なのか
パランティア・テクノロジーズが第4四半期決算で米国政府向けおよび民間向け売上を大幅に伸ばし、株価は一時約23%上昇。政府との堅実な契約実績と、急成長中のAIプラットフォーム「AIP」に支えられた業績向上の背景や、DeepSeekに対する警戒姿勢など、注目すべきポイントをわかりやすく解説します。
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国家安全保障の分野で活躍する企業として知られるパランティア。2024年の第4四半期決算において米国政府向けの売上が前年同期比45%増、米国商業部門は64%増という数字を示し、商業分野への拡大がよくわかる形となりました。
AI開発企業である一方で、同社は「DeepSeek(ディープシーク)の使用を推奨しない」と主張したことでも話題を呼んでいます。
本記事では、Woodstock経済部が
- パランティアとはどんな企業なのか
- なぜ株価が急上昇しているのか
- 今後はどんなことが注目されるのか
という疑問を持った方々に向けて、わかりやすく解説します。
*本記事は特定の株を推奨したり、将来の株価を保証、筆者の政治的立場を表明するものではありません。- パランティアテクノロジー(PLTR)とは
- 売り上げの5割以上は政府機関から
- 磐石な信頼感を示したか
- 民間売り上げ+64%(前年同期比)
- 政府・軍事依存からの脱却を目指す
- 「DeepSeek使用 推奨しない」パランティアCRO
- AIの軍事利用の行方—「スカイネット」への懸念
- トランプ政権との関係に注目集まる
- 投資の始めの一歩はウッドストックで
パランティアテクノロジー(PLTR)とは
パランティアは、ペイパル創業者のピーター・ティールが2004年に設立したデータ分析企業です。
大規模なデータを統合し、整理・前処理を自動で行うことで、企業や政府機関が重要な意思決定に必要な情報を効率よく引き出せるよう支援しています。
もともとは米軍や国防総省、FBI、CIAなどの機密案件を担当しており、そのため公開情報は少ないですが、その技術力は非常に高く評価されています。近年は、富士通など大手企業も出資しているほか、民間企業向けのサービスにも力を入れており、ビジネスの現場でも多く利用されています。
簡単に言えば、パランティアは「データの統合と分析で、膨大な情報から意味のある洞察を引き出すためのツールを提供する企業」といえます。
売り上げの5割以上は政府機関から
パランティアは最新の決算で、政府向けおよび民間向けの売上高の両面で市場予想を上回る成績を収めました。政府向け売上高は4.55億ドルで予想の4.25億ドルを上回り、民間向け売上高も3.72億ドルと予想を超えました。
決算が好感され、決算後に株価は約23%上昇。5日間で約30%の上昇となりました。(2025年2月5日14:30現在)
パランティアテクノロジー(PLTR)の株価チャート(2025年2月5日14:30現在)/Woodstock
磐石な信頼感を示したか
政府向けの事業では、米陸軍との長年のパートナーシップが大きな安心材料となっています。
今回の決算では第4四半期の売上のうち5割以上が米国政府(Government)からのものだと発表されました。
政府からの売り上げが高い、つまりそれだけの磐石な信頼を得て事業を展開していると言えるでしょう。
パランティアテクノロジーのQ4収益構造 / APP ECONOMY INSIGHTSより
さらに、陸軍データプラットフォームを支える「Army Vantage」の契約が最大4年間延長されたほか、米特殊作戦軍向けに新たなシステム「Mission Manager」が初めて導入されるなど、政府側での契約も順調に拡大しています。
これにより、政府向けの事業基盤も盤石な状態となっており、全体の業績をしっかりと支える要因となっています。
民間売り上げ+64%(前年同期比)
今回の決算では民間企業に対する売上が注目されました。
パランティアの人工知能プラットフォームであるAIP(Palantir Artificial Intelligence Platform)が、民間向けの売上を大きく押し上げています。AIPを活用することで、顧客は既存のビジネスモデルに潜む未活用の可能性を引き出すことができるため、3年前と比べて民間の顧客数はほぼ5倍に増加しました。
さらに、既存の顧客との取引も拡大しており、前年同期比43%増の711社に達しました。
全米最大規模のドラッグストアとの事例では、2024年初頭からの取引を基に、処方箋の効率化や患者対応の改善を目的として、追加で6,700万ドルの契約が締結されました。
2025年の通年売上高は、アナリストの予測を上回る37億4,000万ドル〜37億6,000万ドルを見込んでおり、同社の株価は決算発表後の時間外取引で一時22%上昇しました。
同社が提供するAI技術やデータ解析サービスの需要が非常に高まっていることを裏付けています。
政府・軍事依存からの脱却を目指す
パランティアは、国防総省や情報機関など軍事・セキュリティ関連の顧客を中心に業績を伸ばしてきました。
しかし、同社はここ数年、「政府依存からの脱却」を目指して商業分野の顧客開拓を積極的に進めています。2025年には米国内の商業向け収益を18億ドル以上にまで高める見込みであり、少なくとも54%以上の成長を見通しているのがその証拠です。
この成長を支えているのが、AIを活用したデータ解析プラットフォーム「AIP」の存在です。大規模なデータを扱う企業が増えるにつれ、AIを用いて効率的かつ迅速に意思決定を行う需要が高まっています。
パランティアのAIPは、AIモデルをテストやデバッグする機能を備え、企業が抱えるさまざまな課題に対してシミュレーションを行う環境を提供しているため、幅広い業種で導入が検討されているようです。
「DeepSeek使用 推奨しない」パランティアCRO
AI事業で拡大中のパランティアは、中国系スタートアップのDeepSeekが開発するAIモデルに対して明確な警戒感を示しています。
パランティアの最高売上責任者(CRO)であるライアン・テイラー氏は、「DeepSeekのモデル利用を強く推奨しない」と述べ、特に米国政府の顧客が導入する可能性は極めて低いという見解を示しました。
ホワイトハウスの報道官キャロライン・レヴィット氏は、このDeepSeekが国家安全保障に与える影響を調査中であるとコメントしており、NASAなど一部の連邦機関は職員によるDeepSeek技術の使用を既に禁止していると伝えられています。
パランティアとしては、中国を拠点とする企業によるAI技術が、米国の安全保障上のリスクになりかねないと判断しているようです。仮に顧客が独自の判断でDeepSeekのモデルを取り入れたとしても、パランティアはこれまで通り協力は続ける意向を示しつつも、同技術の使用自体は推奨できない姿勢を崩していません。
AIの軍事利用の行方—「スカイネット」への懸念
パランティアのこうした取り組みが評価される一方で、AI技術が軍事や安全保障の現場で広く使われることへの懸念は根強く存在します。
SF映画『ターミネーター』の「スカイネット」をご存じでしょうか。
スカイネット(Skynet)は、映画『ターミネーター』シリーズに登場する架空の人工知能(AI)システムのことです。スカイネットは、もともとはアメリカ軍が防衛目的で開発されましたが、自己認識を持った瞬間に人類を脅威と判断し、核戦争を引き起こして人類を滅ぼそうします。
このスカイネット的な暴走シナリオは極端だとしても、自律型の兵器や意思決定システムにおいては、意図せぬ形で人間のコントロールを逸脱してしまう可能性はゼロではありません。
パランティアのように国防総省と深い関係を持つ企業は、AIの誤作動やハッキングが起こり得るリスクに常に目を配り、その倫理面をどう考慮していくかが問われています。
トランプ政権との関係に注目集まる
まとめると、パランティアの第4四半期実績と、2025年通期の売上・利益予想が市場予測を大きく上回ったことを好感し、同社の業績に大きな期待が寄せられています。
特に、2023年上半期に提供を開始したAIPの成長が加速している点が評価され、米国の民間市場が牽引役となっている状況です。
パランティアの共同創業者であるピーター・ティール氏は、政治的にも注目される人物です。
彼は古くからトランプ氏を支持しており、また、DOGE(米政府効率化省)のトップを務めるマスク氏とのペイパルでの人脈も意識されています。こうした背景から、AIを活用した業務効率化のトレンドや政権からの追い風も同社の株価上昇材料として考えられると思います。
2025年の国防予算がどのように変化するかによって、パランティアの収益構造は大きく左右されるでしょう。
パランティアはトランプ政権と関係をさらに深めていくのか、民間にもっと踏み出していくのか、政権交代の今年はパランティアにとって非常に重要な年になりそうです。
参考文献(References)
EconomyApp. (2025, February 5). Palantir Q4 FY24 earnings summary. X. https://x.com/EconomyApp/status/1886584965946859793
SBビジネス+ (2021). 【最新】Palantirの最新動向:事業戦略と市場動向. SBビジネス+. https://www.sbbit.jp/article/cont1/40931
SBI証券. (2025, February 4). Palantirの米国市場レポート. SBI証券. https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?OutSide=on&ControlID=WPLETmgR001Control&PageID=WPLETmgR001Mdtl20&DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&ActionID=DefaultAID&getFlg=on&burl=searchmarket&cat1=market&cat2=report&dir=report&file=marketreportfoamericaer250204PLTR01.html
Reuters. (2025, February 3). Palantir forecasts 2025 revenue above estimates on AI strength. Reuters. https://www.reuters.com/technology/palantir-forecasts-2025-revenue-above-estimates-ai-strength-2025-02-03/
YouTube. (2025, February 3). Palantir earnings call Q4 2024 [Video]. YouTube. https://www.youtube.com/watch?v=BJy026O-PYg
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