June 12, 2024
FOMC 7回連続で金利据え置き 24年利下げ予想は1回-来年は4回に

FOMC 7回連続で金利据え置き 24年利下げ予想は1回-来年は4回に
先週11日から12日にかけて、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれました。今回の会合で、FRBは主要政策金利を5.25%から5.5%の範囲に据え置くことを決定しました。この決定は全会一致で行われ、金利据え置きはこれで7回連続となります。
- 先週の決算
- FOMC 7回連続で金利据え置き、24年利下げ予想は1回-来年は4回に
- 25年に4回の利下げを予想
- 利下げするとどうなる?
- FOMCの金利予想
- 経済予測と労働市場の現状
- 今週の決算予定(2024.6.17〜)
先週の決算
先週の注目企業の決算結果のまとめとなります!予想を上回ればBEAT、下回ればMISSとなります!

FOMC 7回連続で金利据え置き、24年利下げ予想は1回-来年は4回に
先週11日から12日にかけて、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれました。今回の会合で、FRBは主要政策金利を5.25%から5.5%の範囲に据え置くことを決定しました。この決定は全会一致で行われ、金利据え置きはこれで7回連続となります。
(※本記事はニュースの説明や個人の見解を述べるものです。決して特定の株の推奨や株価の予想を提供するものではありません。)

Jerome Powell, chairman of the US Federal Reserve Photographer: Al Drago/Bloomberg
25年に4回の利下げを予想
FOMCの参加者たちの予測によると、2025年には4回の利下げが行われる見通しです。これは3月に予測されていた3回の利下げよりも増えています。パウエル議長は、FOMC会合後の記者会見で、「直近のインフレ指標は今年の初めよりも良好で、インフレ目標に向けて緩やかに進展している」と述べました。しかし、インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信を持つためには、今後も良好なデータが必要だと強調しました。
利下げするとどうなる?
ここで、FOMCが利下げを行うとどのようなことが予想されるかを改めて確認しておきましょう
利下げが行われると、銀行からお金を借りる際の金利が下がり、住宅ローンや自動車ローン、事業資金の借入が安くなります。例えば、FOMCが現在の主要政策金利を5.25%から5.5%に据え置いている状況から、利下げが行われれば金利はこれより低く設定されることになります。これにより、個人や企業が借金をしやすくなり、消費や投資が増加します。消費が増えると、企業の売り上げが上がり、経済全体が活性化します。また、企業が投資を増やすことで新しいプロジェクトが始まり、雇用が増える可能性も高まります。

FOMCの予測では、2024年には利下げが1回にとどまるとしていますが、2025年には4回の利下げが見込まれています。これにより、政策金利は徐々に低下し、消費や投資の拡大が期待されます。具体的には、米国の消費者物価指数(CPI)や個人消費支出(PCE)コア価格指数の上昇率が2.8%と予想されており、これに対処するために緩やかな金利引き下げが進められる可能性があります。
ただし、利下げにはリスクも伴います。過度に金利を下げると、インフレが加速する恐れがあります。インフレが進むと、物価が上昇し、消費者の購買力が低下します。例えば、FOMCが目標としている2%のインフレ率に対して、実際のインフレが上回る場合、政策金利のさらなる引き上げが必要になることがあります。また、低金利が長期間続くと、経済にバブルが生じ、後に急激な景気後退を引き起こす可能性もあります。
パウエル議長が金利を据え置いた理由の一つは、インフレが緩やかに抑制されつつある中で、経済の安定を維持するためです。現在のインフレ率が2%に向かって緩やかに進展している状況を踏まえ、急激な利下げを避け、慎重に経済の動向を見守ることで、長期的な経済成長を目指しているようです。
しかし、株価が下がらずに上がってしまった場合、投資家はもっと高い価格で株を買い戻さなければならず、その結果、損をする可能性があります。
FOMCの金利予想
ドットプロットは、FOMCの各メンバーが将来の金利をどのように予測しているかを示したグラフです。縦軸が金利の水準、横軸が予測の年を示しています。各ドットがメンバー1人の予測を表しています。

金利予測分布図(ドットプロット、6月会合)出所:FRB
上記のドットプロットでは、2024年から2026年までの金利予測が示されています。例えば、2024年には多くのドットが5.25%から5.5%の範囲に集中しており、これは多くのメンバーがこの範囲の金利を予測していることを意味します。2025年に向けては、金利が下がると予測しているメンバーが増えています。
緑のラインはFOMCの予測の中央値を示しており、他の線は市場の予測やオーバーナイトインデックススワップ(OIS)の最新値を示しています。2025年以降、金利が徐々に低下することが予測されています。
ドットのばらつき具合を見ると、メンバー間での意見の一致度合いがわかります。ドットが広く分散している場合、見通しに対する意見のばらつきが大きいことを示し、集中している場合は意見の一致が多いことを示します。
今回のFOMC会合後に公表されたドットプロットでは、年内の利下げ回数については4人が「ゼロ」、7人が「1回」、8人が「2回」と予測しています。また、5月に発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)は、インフレが少し抑えられてきたことを示し、FOMCが目指すインフレ率2%に向けて進展再開の可能性を示すものとなりました。
経済予測と労働市場の現状
FOMCの最新の経済予測では、2024年の個人消費支出(PCE)コア価格指数が前年同月比で2.8%上昇すると予想されています。3月時点では2.6%上昇と予測されていました。また、経済成長率は2.1%、失業率は4%と予測されています。パウエル議長は、現在の労働市場は新型コロナウイルスのパンデミックが始まったころに比べて強いが、徐々に減速していると述べました。予期せぬ経済の軟化が見られた場合には、金融当局による適切な対応が正当化されるとの認識も示しています。
さらに、長期的な金利の着地点に関する予想は2.8%とされており、これは3月時点の2.6%から引き上げられました。これは、当面の間高めの政策金利が続くというFOMCの見解を示唆しています。パウエル議長は「政策が十分に景気抑制的かどうかは、時間とともに分かるようになる」とし、「政策が景気を抑制しており、われわれが望むような効果をもたらしているという証拠は非常に明確だ」と述べました。
参考 : Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-12/SEZBEJT0G1KW00
今週の決算予定(2024.6.17〜)
今週、米国株市場で注目される主要な企業の決算発表は以下の通りです。
