パキスタン、ホルムズ小競り合い後も米イラン合意近いとの見方
要点: パキスタンは米イラン合意が近いと示唆したが裏付けは乏しく、ホルムズ海峡周辺の小競り合いもあって、市場は外交継続の可能性と原油輸送リスクの高まりを同時に見極める段階にある
パキスタン、ホルムズ小競り合い後も米イラン合意近いとの見方
パキスタンは、米国とイランの合意が近いとの見方を示した。一方で、ホルムズ海峡周辺で小競り合いがあったとも伝えられた。ただ、合意の時期や条件、当局の正式な確認はなく、ワシントンとテヘランが同じ認識を共有しているかも不明だ。
パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、ワシントンとテヘラン間の協議における主要な仲介役として、「和平合意の電子署名が直ちに行われ、その後、来週には技術レベルの協議が行われる予定だ」と述べた。
彼が土曜日に発言したのは、米中央軍がホルムズ海峡付近で商船を標的とした複数のイラン製ドローンを撃墜したと発表した数時間後のことだった。
トランプ政権の高官は金曜日、この協定が近いうちに署名される可能性は80%か85%だと述べた。
イランのアッバス・アラグチ外相は、金曜日に国営テレビで放送された演説の中で、こうした期待に賛同し、署名は数日中に行われる可能性があると述べた。国営放送IRIBによると、外務省報道官は日曜日の署名はあり得ないと否定した。
米国の主な目的は、ホルムズ海峡の海上交通を再開し、イランの核開発計画を抑制することである。イランは、この海峡に対する一定の支配権を維持し、凍結された資金への即時アクセスを得ることを主張しており、イランのウラン濃縮に関する交渉は、暫定合意が署名された後に行われる予定だ。
米イラン協議に信頼できる進展が見えれば、双方が全面衝突の回避を重視しているとの見方から、リスクプレミアムは低下し得る。ただ、仮に暫定合意でも関係を根本的に立て直す話ではなく、時間稼ぎや当面の緊張緩和にとどまる可能性もある。
当面の焦点は、米国またはイラン当局者が協議の進展を公に確認するか、ホルムズ周辺の情勢が限定的に収まるかどうかだ。それが見極められるまでは、今回の報道は緊張緩和の手掛かりになり得ても、情勢転換が確認されたとは言えない。
2026-06-13T12:00:54.751903+00:00 UTC 公開
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